第8回の出演者の曲目紹介

まずはダンス曲・・・ミュージカル 映画音楽 ディズニー アメリカンポップス シャンソン ラテン 色々出揃いました。歌い手銘々が;楽しい演出を考えています。どうぞお楽しみに~

 

踊り明かそう 

会議は踊る

美女と野獣

エル・ポロンポン・ぺロ

テネシーワルツ

ラストワルツ


       第7回の出演者の歌う映画音楽がほぼ決まりました。

       少しずつご紹介します。


No.9 ラマンチャの男  2016年3月12日

 

 

イタリア

 

1972

 

監督 アーサー・ヒラー

 

音楽 ミッチ・リイ

 

出演 ピーター・オトゥール 

 

    ソフィア・ローレン

「見果てぬ夢」「ラマンチャの男」など名曲が有名。

 

 


 

セルバンテスの『ドン・キホーテ』を基にした、D・ワッサーマンの舞台劇を映画化。初老の騎士ドン・キホーテが、従者サンチョを引き連れて、美しい貴婦人のために大活躍。だが、全ては彼の幻想だった、という哀しいオハナシ

 

No.8 8  1/2(はちかにぶんのいち)  2016年1月29日

イタリア・フランス合作

1965年 

監督:フェデリコ・フェリーニ

出演:マルチェロ・マストロヤンニ  アヌーク・エーメ

 

映画監督を主人公にしており、現実と虚構の世界が交錯する構成。名匠ニーノ・ロータのノスタルジックな音楽も最高です。まさに映画でしかできない芸術表現として観る者ひとりひとりに様々な解釈、感慨を与えてくれる映画、それゆえに『8 1/2』は映画史における最高傑作とされている。

 


 

映画の中の言葉を使えば、「高い知的水準と明快な論理」を欠いた、「混乱の極み」のような中身。 

 

あらすじ

ある映画監督が、温泉地での療養を兼ねながら、次回の作品の構想を練っている彼は非常に有名な映画監督らしく。大金持ちのプロデユーサーや有能な脚本家、そして大勢の出演志願者たちが群がり集まって来て、映画の撮影が開始されるのを待っている。しかしどういうわけか、インスピレーションのようなものが湧いてこない 湧いてくるのは、少年時代の回想やら現実離れした幻想やら、要するに実体のない妄想ばかりである。妻や愛人、周りの人間関係にもつかれていた。

 映画の制作が一向に進まないことに業を煮やしたプロデューサーが、グイドに圧力をかける。映画のための巨大なセットを作ったり、採用予定の俳優たちのスクリーンテストを行ったりと制作開始を促すのだ。白紙の状態で、映画のクランクインの儀式が始まる。頭が空っぽの彼はなすすべなく、妄想の中で自分の頭にピストルをぶちこむ生きていても、死んだも同然。そんなグイドを、プロデューサーたちもあきらめる。そして映画作りが失敗すると、プロデューサーは金を失うだけだが、映画監督は名声を失うと言って、グイドを慰める。、これまでにグイドの前に現れたすべての人々が、グイドを許し、慰めてくれるのだ。

 

 映画の最後のシーンは、そんな彼らがお揃いの白い衣装を着て踊りまわる場面だ。グイドも妻の手をとって、その踊りの輪に加わる。「人生は祭だ、共に生きよう」という、あの有名なせりふを吐きながら。

人生は居直ればなんとかなるようだ・・・???


No.7 第3の男         2016年1月18日

1949年 イギリス

監督:キャロル「・リード

出演:オーソン・ウェルズ  アリダ・ヴァリ

 

第2次世界大戦後の崩れかけたウィーンの街並みの光と影の映像、テーマ音楽が心に残るサスペンス・スリラーの傑作。

 


 

主人公のホリー・マーティンスは、旧友ハリー・ライムに呼ばれて戦後のウィーンにやって来たが、ハリーは自動車事故で死亡し、まさにその葬式が行われていた。そこでハリーが闇屋であったときかされたが、信ずる気になれなかった。ハリーの恋人アンナへの関心もあって彼の死の真相を探ろうと決意、ハリーの、死を目撃した男が三人いることをつきとめた。そのうち二人はようやく判ったが、“第三の男”だけはどうしても判明しないまま、マーティンスは何者かに脅かされはじめ門衛も殺されてしまった。死んだ筈のハリー・ライム(オーソン・ウェルズ)をみつけた。ハリーがペニシリンの大闇で多数の人々を害した悪漢で彼の兇悪振りを悟って、親友を売るもやむを得ずと決意し、アンナに激しく罵られたが囮となって彼をカフェに侍った。現れたハリーは警戒を知るや下水道に飛込み、ここに地下の拳銃戦が開始され、追いつめられた彼はついにマーティンスの一弾に倒れた。かくて改めてこの“第三男”の埋葬が行われた、墓地でアンナを待ったが、彼女は表情をかたくしたまま彼の前を歩み去って行った。

 


No.6 ひまわり         2016年1月12日

●ひまわり

1970年 イタリア

 

監督:ビットリア・デ・シーカ

主演: ソフィア・ローレン

      マルチェロ・マストロヤンニ

音楽: ヘンリー・マンシーニ

戦争によって引き裂かれた夫婦の行く末を悲哀たっぷりに描いた作品エンディングでの地平線にまで及ぶ画面一面のひまわり畑が評判となった。

 

 

 

 

 


 物語

 第二次世界大戦下、陽気なアントニオ(マルチェロ・マストロヤンニ)と結婚したジョバンナ(ソフィア・ローレン)は、夫を戦争に行かせないために狂言芝居までするが、アントニオは地獄のソ連戦線に送られる。

終戦後も戻らない夫を探すために、ジョヴァンナはソ連に向かい、夫の足跡を追う。広大なひまわり畑の果てに待っていたのは、美しいロシア娘と結婚し、子供たちに恵まれた幸せなアントニオの姿だった。ソ連の厳寒の中、イタリア兵が次々と倒れていった中、彼も死の一歩手前までいったが、ソ連娘マーシャ(L・サベーリエワ)に助けられたのだった。

絶望と涙の帰路。そして気晴らしの恋愛におぼれる日々。そんな時、突然、ジョバンナとの再会以来苦しみぬいたアントニオがはるばる彼女の元を訪れてきた。しかし、二人の感情のすれ違いは、どうしようもなかった。ジョバンナは結婚し子どもも出来ていた。アントニオは、別離の時が来たことを知るのだった。翌日、モスクワ行の汽車にのるアントニオを、ジョバンナは見送りに来た。万感の思いを胸に去って行く彼を見おくるこのホームは、何年か前に、やはり彼女が戦場へおもむく若き夫を見送った、そのホームだった。 戦争で人生の歯車が狂ってしまう・・切ないですね。

 


No.5 ある愛の詩         2016年1月11日

●ある愛の詩

1970年 アメリカ

監督: アーサー・ヒラー

主演: ライアン・オニール

     アリ・マッグロー

音楽: フランシス・レイ

 

 

 

 

 

 


物語

物語の主人公の回想シーンからはじまる。

オリバーがジェニーに出会ったのは大学の図書館だった。

 

富豪の息子とイタリア移民の娘という余りにも身の上の違う2人だったが 父の反対を押し切ったオリバーは、ハーバードの法律学校へ入る少し前にジェニーと結婚。送金は中止されるが、学費や生活費の為にジェニーは働き、貧しいながらも幸せな日々を送っていた。卒業し、法律事務所へ勤めるため、ニューヨークへ移る。そんな新しい生活が始まろうとしていたその時、ジェニファーの命が白血病で残り少ないことが判明し闘病生活に入る。オリバーは高額の医療費を自分の父親に求めるが、彼女の病状は好転せず亡くなってしまう。オリバーがジェニーを思い出すシーンが流れる。。それらを叙情溢れるタッチ、フランシス・レイの素晴らしい音楽

「愛とは決して後悔しないこと」という生前ジェニファーが残した言葉は名セリフとして有名。映像の美しさ ロマンティックなメロディで大ヒットしました。ヒロインは亡くなりましたが、父親と和解したということと名セリフでハッピーエンド風?のアメリカ映画でした。   

 


No.4 道         2016年1月10日

 

●道

1954年 イタリア

監督: フェデリコ・フェリーニ

主演: アンソニー・クイン

     ジュリエッタ・マシーナ

音楽: ニーノ・ロータ

 56年 アカデミー最優秀外国映画賞各受賞の話題作

 

 

 

 


物語

 

芸人のザンパノは芸の手伝いをさせるためジェルソミーナをタダ同然で買い取った。

粗野で暴力を振るうザンパノと、頭が弱いが純真なジェルソミーナは一緒に旅に出る。

一生懸命ザンパノに仕えていたが彼の態度に嫌気が差し、街へと逃げていく。そこで、ことごとにザンパノーをからかい、彼が怒るのを見て手をたたく陽気な綱渡り芸人イル・マットに出会う。。彼がひくヴァイオリンの哀しいメロディに引きつけられ、彼と親しく口をきくようになる。イルマットは彼女に、この世のどんなつまらないものでも、役に立つ時があるのだ、と語った。頭の足りないジェルソミーナも、この言葉には胸をうたれた。

ザンパノは故障した自動車を直す綱渡り芸人を見かける。からかわれた仕返しする機会を待っていたザンパノは綱渡り芸人を撲殺する。なきがらのそばから離れようとしないジェルソミーナは、綱渡り芸人の死に放心状態となった。ザンパノは、大道芸のアシスタントとして役に立たなくなったジェルソミーナをを置き去りにして去ってゆく。

数年の時が流れ、見知らぬ海辺の町に立ち寄ったザンパノは、耳慣れた歌を耳にした。ザンパノがたずねると、ジェルソミーナと思われる女が、しばらくその海岸を放浪していたが、誰にも省みられることなく死んでいったという。それはジェルソミーナがよくラッパで吹いていた曲だった。海岸にやってきたザンパノは、絶望的な孤独感に打ちのめされ、ひとり嗚咽を漏らすのだった。


No.3 知りすぎていた男         2016年1月8日

●知りすぎていた男

1956年 アメリカ

監督:アルフレッド・ヒッチコック

主演 ジェームス・スチュアート ドリス・デイ

 

サスペンス映画

「ケ・セラ・セラ」という曲の明るさとストーリーの緊迫感が対照的で

余計にスリリング

 


 物語

米国人医師ベンは妻のジョー息子のハンクとモロッコに来ていた。旅の途中ふと知り合った男がいた。その男が殺される。残した言葉から某国の首相暗殺計画を知ってしまった。ベンの口を封じるため、彼の息子が誘拐されてしまう。ベンと妻のジョーは、暗殺者がひそむ教会へと乗り込んでいく……。D・デイの歌う“ケ・セラ・セラ”が非常に効果的に使われるサスペンス・スリラーの傑作 夫婦の活躍で首相も息子のハンスも無事。

アメリカ映画は解りやすくて、ハッピーエンドだし 安心です。

 


No.2 夜のタンゴ         2016年1月8日

 

●夜のタンゴ

 

1937年 ドイツ映画

 主演 ポーラ・ネグリ

       アルブレヒト・シェーンハルス

 

監督:フリッツ・キルヒホッフ

 音楽:ハンス・オットー・ボルクマン

      唄・ポーラ・ネグリ

 

コンチネンタルタンゴの代表曲として有名

 ナチ時代の1937年に公開された同名の映画の主題歌です。

 


 

物語

幸福な結婚をした人妻が病で愛児を失い、夫にあらぬ疑いをかけられて失踪する。

やがて夜の女になり麻薬に溺れた生活に落ちるが、誤解をしていたのに気付いた

夫に救われたものの彼女は自ら命を絶つ。悲しい映画です。

 

1937年の映画(昭和12年)

椿姫 踊る不夜城 踊らん哉 ハリケーン 舞踏会の手帳 スタア誕生(1954にリメイク) など

ちなみに 限りなき前進(日本) キネマ旬報ベストテン1位、 国定忠治(日本)

など日本映画もたくさんありますが、古すぎて・・・????。

 


No.1 太陽がいっぱい         2016年1月7

 

●太陽がいっぱい

1960年、フランスとイタリアの合作映画

主演:アラン・ドロン  24歳

監督:ルネ・クレマン 

音楽:ニーノ・ロータ

                   

  主題歌  太陽がいっぱい

           哀愁を漂わせた美しいメロディ

アラン・ドロンが周到な計画殺人を実行する悪人を演じる、傑作サスペンスドラマ。

彼はこの一作だけで一躍世界的スターにまで登りつめた。

 

物語

トム・リプレー(アランドロン)は貧乏なアメリカ青年

友人のフィリップは大金持ちのドラ息子で、トムを使用人のように扱う。

貧しさを嘲笑わうかのように弄ばれたトムはフィリップを殺害し海に沈め、彼の恋人と財産を手に入れる。

 

「太陽がいっぱいだ・・、最高にいい気分だ。」と至福の時を過ごすトム。

完全犯罪が成立したかに思えたが、ロープで縛ったフィリップの死体がヨットに絡み付いていた。

太陽の下で、幸せに浸るトムが電話だと呼び出される、刑事がトムを捕まえようと待ち構えているもの知らずに・・・

ニーノ・ロータの切ないメロディーが流れ 太陽に照らされた青い海が映し出される。

 

想像をかきたてる、余韻を残したラストシーンはいかにもフランス風で素晴らしい。

 ああ・・犯罪映画なのに切ない。